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ビゴーが見た明治ニッポン: 清水勲: 講談社
「ビゴーが見た日本人」という別の本を
5月14日のレビュー で書いていますが
図書館で別の本もあったので借りてみました。
前作が「こんな日本人もいるんだよ」と
紹介している様子だったのですが
こちらはかなり突っ込んで明治の日本人のあり方を
詳しく説明しています。
よりリアルというか、
当時の様子が頭の中に
ものすごくすっと入ってきます。
51図の「下駄泥棒」には驚きです。
当時、新品の下駄は高級品で盗みの対象になったとか。
この盗みの瞬間をビゴーは描いているのです。
花火などで背伸びをしながら見上げている人の背後に近付き
ちょちょっと、足のかかとをくすぐる。
その人は何だ?と下駄から足を上げる。
その瞬間に泥棒は自分の履き潰した下駄とすりかえるのだそうだ
そんな光景を描こうと思った画家はビゴー以外にはいないと思われる。
そんな風にリアルなんですよね〜
今回の本で、初めて気付きましたが、
社会の教科書にある、この時代の風刺画って
ビゴーの作品なんですね!
「猿真似」「漁夫の利」確かに憶えてます!
だから「ビゴー」という何聞き覚えがあったんだと納得。
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