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まず石を投げよ　久坂部羊　朝日新聞社

久坂部さん作品ですが、廃身用や、無痛に比べれば
インパクトは低いですが、
これまた、医療従事者にとって、耳の痛い作品ですね。

医療従事者は、医療事故を発見した時にどうするか？
それが焦点になっています。
医療ジャーナリストが取材をすることで話が展開していくのですが、
どちらの言い分もわかるよなーと。
三木の元の妻の言い分。
連れ合いを亡くした患者家族。

そして、それを取材するテレビスタッフ。

ネタばれになりますが、ラストの宍村氏の行動は
フェアだなあと思いました。
世間は医療事故があるたびに
責め立てるのですが、
一概にそれはなーと思うことが多々あります。
事故でなくても防げないものってのも医療にはあります。

面白い内容ではあったんですが、結局、綾乃の旦那さんは
どうだったの？ラストは？？と、はっきりしないままで終わってしまうのが残念。